ブックタイトルshiikutetyou
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ウサギは1つの巣に1匹から数匹の雄と複数の雌で構成されるコロニーを作ります。個々に縄張りをもっており、その中で順位付けがされています。縄張り意識が強く、雄は雌よりも広い縄張りを要求します。そのため、複数のウサギを1つの部屋で飼うとケンカすることがあります。ウサギは神経質でストレスに弱く、大きな音などでストレスが長時間続くと食欲の低下や病気を発症することがあります。ウサギは明け方と夕方に最も活動的になり、昼間は休んでいることが多いです。オスは肛門と尿道の間が離れており尿道が丸くみえます。左右には睾丸があります。メスは肛門と尿道が近く、尿道がやや縦長に見えます。ウサギの歯は生涯伸び続けます。1年で10㎝から12㎝伸びます。永久歯は全部で28本あります。乳歯は生後30日齢までに生え変わってしまうので、見かけることはほとんどありません。ウサギは顎の骨を亜脱臼させて歯をすり合わせ、1分間で120回以上動かすことができます。ウサギの消化器は長く体の長さの約10倍もあります。そのうち2/3が小腸で栄養を吸収します。ウサギの胃には常に食べものが蓄えられていて、空になることはありません。噴門(胃の入り口)と幽門(胃の出口)がよく発達して、さらに深い袋状になっているため嘔吐することができません。大きな繊維質は結腸で分離されて硬便として排泄され、小さな粒子は盲腸に送られています。ウサギの盲腸は大きく、胃の10倍あります。盲腸では微生物の力で植物の成分を分解・発酵し、タンパク質やビタミンなどを作ります。ウサギの生態ウサギの解剖・生理ウサギには特殊な習性や身体の特徴があります。それはウサギの生態から発達してきたもので、飼育するうえで理解しておくことが必要です。小さな品種では1㎏以下のものから、9㎏を超える大型の品種もあります。寿命は長生きのウサギも増えて、ペットとして飼われているウサギでは大体8歳くらいで、10歳を超えるウサギも多くなっています。身体の特徴品種にもよりますが、よく飼われている品種の標準はこのようになっています。オス・メスの違い歯体 重体 温心拍数呼吸数寿 命2-5kg38.5-40.0℃130-325回/分30-60回/分5-6歳(最高で15歳)消化器25