ブックタイトルshiikutetyou
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26便尿筋・骨格皮膚【盲腸便】ウサギはこの便を食べて栄養をとります。ウサギを健康的に飼うには、ウサギにとって快適な環境を維持することが大切です。毎日の世話はウサギの健康のためだけではなく、人間の感染予防にも重要になります。小学校では屋外でウサギを飼育する場合が多いようです。屋外での飼育は広いスペースをとることができ、ウサギを多くの児童にみてもらうことができますが、掃除や温度管理などに工夫が必要となります。ウサギは体温調整がうまくできないため、夏や冬には気温対策が必要になります。ウサギの飼育ウサギの生活活環境の基準温度:18-28℃湿度:40-60%※気温が28度以上になると熱中症になる危険性がでてきます。便には2種類あり、盲腸を通過せずに排出される硬便と、盲腸の発酵過程を経てでた盲腸便があります。1日に出る便の30~80%が盲腸便です。盲腸便はタンパク質、ビタミンB群、ビタミンKなどの栄養が豊富にあり、ウサギは盲腸便を食べることで栄養を摂取します。(食糞行動)ウサギの正常な尿はアルカリ性(平均pH8.2)で色はやや黄色から茶褐色を呈しています。尿が白っぽく濁ってみえるのは、炭酸カルシウムなどの結晶を含んでいるためです。尿の色は食べものにも影響をうけ、キャベツやブロッコリーのような野菜やタンポポを食べると赤い尿をすることがあります。骨は進化の過程で軽量化され、弱くなっています。猫では体重の12-13%が骨であるのに対して、ウサギでは7-8%しかありません。ウサギは筋肉質で助走なしで高さ50-60㎝くらいは飛び越せる脚力をもちます。足が速く、大型のウサギでは時速80kmに達します。ウサギの耳介は大きく長く集音能力を高めています。また、汗をかくことがほとんどできないため、耳に張り巡らした血管から熱を逃がすことで、体温の調整にも役立っています。足底には犬・猫のような肉球がなく毛で覆われています。これは走るときに固い地面をとらえやすくし、クッションの役目もします。