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概要

shiikutetyou

27外壁床食器・水入れトイレウサギは完全草食動物で消化管が長く、常に腸が動いています。また、歯を前後左右に動かして食べものを細かく噛み砕き、その時に歯が摩耗して適度な長さを維持します。そのためにも高繊維質で低カロリーである牧草(乾草)が重要になります。基本的に主食である牧草(乾草)を中心に、少量のペレットや野菜を与えましょう。ウサギの食べもの夏場は熱中症予防のため風通しに注意し、よしずなどを設置して日陰を作りましょう。冬場はビニールシートなどで北風を避けられるような壁を設置できるとよいでしょう。飼育舎の近くに大きな落葉樹があると理想的です。金網の大きさはスズメなど入ってこられない大きさのものにしましょう。コンクリートの床で飼育するようにしましょう。土の床は糞尿が取り除きにくく、カビの温床になり不衛生になります。また、舞い上がった埃がウサギや児童の健康に悪影響を及ぼすことがあります。床には水洗いできるよう、排水溝があると理想的です。スノコや土を入れたトロ船などで足休めを設置してください。ウサギは穴を掘って隠れる習性があるため、木やダンボールなどで隠れ家(小屋)を用意しておくよいでしょう。ウサギは容器の上に乗って食べる性質があります。また、口にくわえて放り投げたりすることもあるので、容器は壁掛け式にするか陶製の重みのあるものを使用してください。ウサギはトイレを一定の場所に決めておけば覚えることができます。ウサギ用のトイレも売っていますが、他にも猫のトイレや浅いトレイなども使うことができます。トイレチップがなければ、キッチンペーパーや新聞広告を細かく裂いたもので代用するのもよいでしょう。トイレの位置は部屋の中で採食をする場所と反対の隅に置くとよいでしょう。牧草ペレット牧草にはイネ科のチモシーやイタリアンライグラス、マメ科のアルファルファなどがあります。イネ科の牧草はマメ科と比較して低カルシウム・高繊維であるため長期的にウサギを飼育するのに適しています。イネ科の牧草には1番刈り、2番刈り、3番刈りとありますが、主食としては1番刈りが適しています。ウサギにとって必要な栄養素やビタミン・ミネラルなどを考えて作られた食べものです。嗜好性がよく保存性に優れています。身体の大きさや年齢、品種などによって適切なペレットは違ってきます。ペレットは繊維質が18%以上含まれているものを選んでください。1日に与える量は、大人のウサギで体重の1.5%が目安になります。