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災害時にはペットと同行避難

分類

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掲載媒体

朝日新聞

掲載日

平成25年3月10日

大規模な災害が発生した場合には、全国組織として緊急災害時動物救援本部が立ち上がり、横浜市域では、社団法人横浜市獣医師会や動物愛護団体等で構成される横浜市動物救援本部が設置されます。

横浜市動物救援本部は、動物救援センターの緊急的設置及びその運営の中心的役割を果たします。動物救援センターの主な活動は、(1) 飼い主とはぐれ放浪しているペットの保護(2) 被災のため飼養が困難となっている動物、飼い主不明・負傷動物の保護(3)ペットに係る相談の受付(4)保護したペットの返還等です。

横浜市獣医師会は、横浜市動物救援の本部であり、会長は本部長として活動を実施する上で応援活動の要請を受けた場合には、会員動物病院(約250か所)での一時保護、治療などの支援も行います。

災害発生直後は、地域防災拠点へペットと同行非難される飼い主の方々が多いと想定されます。地域防災拠点は、多くの被災者が避難生活をおくる場であり、他の避難者に迷惑をかけないようにすること、動物を苦手とする人やアレルギーなどの理由で動物と一緒にいられない人等がいることを考慮し、各地域防災拠点の実情に応じたペット対策が必要になります。

地域防災拠点での対策は、(1)体育館や教室内にペットを受け入れることは難しいため、あらかじめ校庭の一角や地域防災拠点近隣の公園にペットの飼養場所を想定しておきましょう。(2)区災害対策本部へ同行避難のペットがいる連絡をしてください。(テント・ケージ・フードの供給と保護管理のため)

犬・猫の飼い主の対策は、(1)飼主の明示(鑑札、マイクロチップ等)(2)ペットのしつけ(3)健康管理(4)動物避難生活の備え(5)預け先の確保等が重要です。

災害時のペットとの同行避難は、拠点の責任者や他の避難者の理解が得られるよう、拠点で定められたルールを守り、飼い主が責任を持ってペットの飼養管理を行うことが大切と考えます。

社団法人横浜市獣医師会
横浜市磯子区西町14-3
(神奈川県畜産センター内)
TEL:045-751-5032
会長 越久田 健