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〈災害時〉動物の災害対策はマイクロチップ装着から
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神奈川新聞 掲載日
令和2年3月11日 「迷子の迷子のこねこちゃんあなたのお家はどこですか?」
誰もが知っている童謡「いぬのおまわりさん」の一節です。この童謡が発表された1960年(昭和35年)頃は、歌詞通り、迷子の子猫ちゃんのお家は誰に聞いてもわかりませんでした。
時がたち現在では迷子の動物たちのお家を、マイクロチップを装着(皮下に埋め込み)することで簡単に見つけることができるようになりました。
さて、一緒に生活している動物が迷子になる原因のうち、元も深刻な事態として自然災害が挙げられます。平成から令和にかけて我が国は、毎年のように甚大な被害をともなう自然災害を体験しています。
災害発生時には単なる逃走による行方不明だけではなく、許可を得ずに動物捕獲、ネット販売に転ずるという事件も発生しています。一度飼い主さんの手を離れた動物たちに、自らの素性を伝える術はありません。
2011年(平成23年)に環境省が実施した「犬・猫の所有明示(個体識別)措置」に関する調査では、連絡先を記した首輪等も含めた所有明示措置をとっている飼い主さんは、犬で約60%、猫で約40%にとどまっているという結果が出ています。
いぬのおまわりさんに「あなたとお家はどこですか?}と聞かれたとき、マイクロチップを装着しておけば、「はい、私のお家は横浜市○○区・・・です。」と答えられます。
横浜市獣医師会では「動物の災害対策はマイクロチップ装着から」と考えています。さらに当会では、マイクロチップ装着を含む家庭動物の災害対策を、横浜市と協力して推進しています。公益社団法人
横浜市獣医師会
会長 太田 雄一郎
横浜市磯子区西町14-3
tel 045 (751) 5032